CastelGiocondo

シーズン2020は、2019年末までの数ヶ月間に土壌に水分が蓄えられましたが、降水量の少ない冬からスタートしました。冬までに水分が確保できたことにより、気温が最も高い6月から8月の夏の時期を乗り越えることができました。ブドウ樹の萌芽は3月末から始まりました。5月後半から開花し、暑く乾燥し柔らかな風がそよぐ理想的な気候のもと順調に進みました。収穫時期は雨が降らなかったことにより、健全に完熟したしっかりとしたストラクチャのブドウをワイナリーまで届けることができました。フェノールと酸味のバランスが見事です。

ワイン造りと熟成: ブドウはワイナリーに届いてから、さらに厳選されふるいにかけていきます。温度管理されたステンレスタンクで発酵させ、特に初期の段階で頻繁にリモンタージュを行います。その後、木樽の中でバランスと調和が完全となる段階まで熟成させ「極め」ていきます。その後ボトルで熟成していきます。

オルガノレプティックノート: ブルネッロ・カステルジョコンド 2020は、濃厚で輝く赤いルビー色をしています。このヴィンテージも素晴らしく、唯一無二のエレガントさと魅惑的な複雑さが特徴です。最初にフローラルな香りが広がり、その後、黒や赤の小さな果実を思わせるニュアンスへと続くブーケをもちます。その後、リコリスやナツメグ、お茶の葉、コーヒー豆などのスパイス香が広がり、第３アロマに移ります。タンニンは上品で濃密、ミネラル感が口の中全体を包み込み、その調和の良さに驚かされます。長く余韻が続くフィニッシュです。

利用可能なフォーマット: 750 ml、1.5L、3L、5L